2歳前後の子どもがひっかく、かむ原因とやめさせる方法

ひっかきや噛みつきの原因は、気持ちをうまく伝えられない、まだ感情表現がうまくできないからです。
大人の役割は、代弁すること、言葉で伝えられるように教えることです。


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2歳前後の子どもがひっかく、かむといったトラブルはよくあります。

自分の子どもにひっかかれた、かまれたママやパパも多いと思います。

この記事では子どもがひっかく理由とその対応方法について説明します。

言葉で伝えられるようになると、友達とうまく遊べるようになり、ひっかく、かむといったことは減っていきます。

3歳ごろには自分の気持ちを言葉で伝えられるように、少しづつ教えていきましょう。

繰り返し丁寧に教えることが大切です。

2歳前後の子どもがひっかく、かむ。原因は?

子どもがひっかいたり噛みついたりするは原因は、言いたいこと、やりたいことがあってもうまくできないからです。

1歳から2歳くらいの子どもがひっかいたり噛みついたりするのは

・友達に興味が出てくる
・自己主張が強くなる
・所有の意識が芽生える
・感情表現がうまくできない

といったことが理由です。

自己主張が強くなり、これがやりたいという気持ちが高まります。
また、これは自分の物、自分が使っていたおもちゃだ。などといった所有の意識も出てきます。

そのため、友達がそれを取ってしまうのが許せません
まだまく言葉で伝えることもできないので、ひっかいたり噛みついたらしてしまうのです。

他にも、イヤなときや、ストレスを感じた時だけでなく、楽しいやうれしいときも噛みついてしまう子どももいます。

まだ感情をどう表現したらよいかわからないのです。

ひっかく、かむのをやめさせるには

ひっかいたりかんでしまうのは、なにか言いたいこと、やりたいことがあった時です。

大人はその気持ちを代弁してあげましょう。葉で伝えることを教えていくことで、ひっかきや噛みつきは減っていきます。

気持ちの代弁、ひっかく・かむ以外の伝え方をおしえる

こどもが何をしたかったのか、何が嫌だったのか、その気持ちを汲み取って代弁しましょう。

言葉で伝えることを教えていくことで、自分の欲求をうまく出せるようになります。

まだ言葉がうまく出ない場合でも、ひっかく、かみつくではなく、かたをトントンたたくとか、大人に助けを求めるといった方法で、けがをしない、させないように教えましょう。

大人がかまれたときは痛いことを表情で伝える

大人がかまれたときは、痛い、悲しいといった気持ちを子どもに伝えましょう。

子どもは言葉がわからなくても、大人の表情で感情を読み取ります。

痛い・悲しい表情と口調で、かまれたら痛いのでかんではいけないことを伝えます。

子どもの力でもかまれると本当に痛いですが、感情的に怒ったり、反応しすぎるのはNGです。
大人の反応が面白くて、繰り返すようになります。

効果的な叱り方にあるように、繰り返し丁寧に説明することがたいせつです。

ひっかきやかみつきをしなかったときは褒める

大人にとって当たり前のことでも、2歳くらいの子どもが自分の欲求を言葉で伝えられるのはとてもすごいことです。

ひっかいたり噛みついたりしたときに叱ることはできても、攻撃しなかったときに褒めるのを忘れてしまいがちです。

言葉で伝えられた、ひっかくことを思いとどまれた時にはしっかりとほめましょう。

褒めるときも表情や口調はたいせつです。 

言葉の意味以上に、表情や口調でほめていることを伝えましょう。

トラブルの起きる環境を作らない

かみつきやひっかきなどのトラブルが多い場合は、環境を見直して整えましょう。

・おもちゃは足りているのか
・遊ぶスペースは十分か
・人混みが苦手ならさける
・ざわざわしていて落ち着かない

など、環境を改善することで減らせるトラブルもあります。

友達とうまく遊べるようになってくるのは3歳から

1,2歳でかみつきやひっかきが多いのは、気持ちの伝え方がわからないからです。

その子どもが攻撃的な性格というわけではありません。

気持ちの伝え方を少しづつ教えていくことで、3歳からの友達とのかかわりが上手にできるようになります。

トラブルを起こす子どもは目が行きがちですが、伝え方がわからないだけで自己主張ができているとも言えます。

ひっかき噛みつきはよくあることなので、深刻にならず丁寧に対応しましょう。

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