トミカを並べるのが好きな三歳の男の子、遊びの発展の仕方

並べるのが好きなだけでは自閉症とはいえない

自閉症の特徴は
・言葉の遅れ
・社会性や対人関係が苦手
・こだわりがつよい

等があります。
並べるのが好きというのは一種のこだわり行動かもしれませんが、
一つ当てはまったからと言って自閉症とは言えません。

気になる場合は専門機関に相談しましょう。

「ならべる」から「わける」へ。色、形、数

一人で黙々と並べる時間も大切です。
一緒にできるなら関わりを持ちましょう。
その際に、色や形を言ったり、数を数えたりすることで知識が増えます。


トミカとして一列に並べるだけでなく
・何色の車
・工事用の車
・3台ずつ並べる
など、「並べる」から「分ける」ことができるようになります。

一人で並べて終わりではなく、人とのかかわりを作る

お友達でも大人とでもいいので、一緒に遊べるようになるとよりよいでしょう。
並べるというのは変えずに、役割を作ったり
例:大人が渡す人、こどもは並べる

一人で黙々と並べるのと違い、会話も生まれます。
「○○取って」「どうぞ」「次はこれだよ」など

並べるだけでも一人の時より世界が広がります。

トミカ以外の並べる遊び、積み木、ブロック、パズル

トミカのほかにも、積み木やブロックは自分の思い通りに並べやすく、ほかの形も作りやすいですね。

少し発展してパズルも一人で熱中できる遊びとしておすすめです。
年齢にあったものを選びましょう。
トミカが好きなら車のパズルなど、子どもの興味にあうものだとやりやすいですね。

並べるのが好きな子は片付けも好きになる可能性ある

片づけは並べるに近いものがあります。
子どもに片付けをしてほしいときは、「片づけて」という言葉はあまり効果的ではありません。
・「きれいにならべて」
・「元の場所にもどして」など
ほかの言葉に変えましょう。

片づけるという意識を与えずに、元の場所に並べるように教えれば、片付けもうまくできるようになるでしょう。

夢中になれる遊びがあることは大切

並べることには、自分の思い通りの形を作る楽しさがあります。

この時期に、一人で夢中になって遊べるものがあるのはよいことです。
友達関係は好きな遊びからはじまります。
同じものが好きな子がいれば自然と関係ができます。
遊びの中で、物の貸し借りや、協力して何かを作る喜びなどを知ります。
今友達に興味がなくても遊びを通して人間関係が広がるのです。

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