子どもは「うんこ」「おしり」など、下品な言葉が大好きですよね。
「うんこ!」と叫ぶだけで笑って、周りの子どもが反応してくれます。
外で下品な言葉を叫ばれて恥ずかしい
と思っている方も多いと思います。
子どもが下品な言葉を好んで言うのは、
・注目を集めたい
・大人の気をひきたい
・ダメといわれるとやりたくなる
という理由からです。
子どもが下品な言葉を使ったときは、過剰に反応せずに、「普通」対応しましょう。
叱るでもなく、無視するでもなく普通にです。
興味を持つことは悪いことではないので、正しい知識が身につくように誘導しましょう。
子どもがうんちやおしっこなど、下品な言葉を言う理由
子どもがうんちやおしっこなど、下品な言葉を言うのは、周りの注目を集めたいからです。
下品な言葉を言えば周りが笑ってくれる、注意をひくことができるのです。
ほかのことでは注目されない子どもでも、「うんこ!」と叫ぶだけで周りから過剰に反応してもらえます。
また、ダメと言われることは、逆にやりたくなってしまいます。
大人に「言ってはダメだよ」と注意されると、余計に言いたくなってしまうのです。
3歳くらいからうんちやちんちんなど、自分の体や排せつ物に興味が出てきます。
これは成長の証で自然なことです。
自分のことであり、身近な話題としてトイレやお風呂といった生活習慣の中で知っていくものです。興味を持つのは悪いことではありません。
下品な言葉を言ったときの対応方法
子どもが下品な言葉を言ったときは「普通に」対応しましょう
叱るでもなく、無視するでもなく、面白がるでもなく普通にです。
「うんちしたいの?」「ちんちんがどうしたの?」
といった具合に、何も面白くない、叱りもしないという態度で接します。
子どもは周りの反応を見たくて下品な言葉をいっています。
周りからの反応が薄ければ言う理由もなくなります。
無視するというのが効果的という場面もあると思いますが、ベストではありません。
自分の体や排せつ物については、切り離せない話題です。
無視するよりも、興味を持っているときに正しい知識を教えるようにしましょう。
興味を持つ時期に絵本で学ぶのも良いですね。
過剰に反応するのは子どもの思うつぼです
「バカ」「きもい」など、言ってはいけない言葉の時は
注目を集めるためではなく、人を傷つけたり、言ってはいけない言葉を使っているときは、しっかりと注意しましょう。
真剣な顔で目を合わせて、「それはいけないよ」と伝えましょう。
表情や声のトーンで、本当にいけないことなのだということを表します。
また、ダメとつたえるだけでなく、【アイメッセージ】を使って、「その言葉で(私は)傷つくよ、悲しいよ」と感情を伝えましょう。
【アイメッセージ】とは私(I)のメッセージです。
「(あなたは)それはしてはいけないよ」はYOUメッセージです。
YOUメッセージだけでは、子どもは否定された、受け止めてもらえなかったと感じます。
下品な言葉とは違い、人を傷つける、言われた人は悲しい気持ちになると教えます。
まとめ
保育園や小学校に行くと、「どこでそんな言葉おぼえたの?」というような言葉を口にすることがありますね。
特に上の子がいる友達は、いろいろな言葉をしっています。意味が分からなくても言葉だけは知っていたりします。
子どもは良くも悪くも周りからの影響を受けやすいです。
言ってはいけないことはきちんと伝える、興味を持った時に正しい知識を与えるようにしましょう。
また、大人も日ごろから言葉遣いに気を付けていきたいですね。
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