子どもが自分で着替えない理由には
・大人が手伝いすぎている
・無理やりやらせている
・着脱しづらい服
・好きな服がない
・興味がない
・うまくできない
等があります。
この記事では、子どもが着替えに興味をもって自分で着替えられるようになる方法を紹介します。
子どもが自分で着替えられるようになると、子どもは自分でできたという達成感がえられ、大人は子育てが楽になります。
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着脱しやすい衣服を用意する
着やすく、脱ぎやすい服を用意しましょう。
自分でできたという経験が自信につながります。
・伸縮性のあるもの
・ゆったりサイズの服
・シンプルな衣服
・袖や首回りに余裕のある服
・上着はトレーナーなど被るだけでよいもの
・靴はマジックテープのもの
逆に着脱しづらいものは、やりたくても自分でできなくてイライラしてしまいます。
着脱しづらい服としては
・ボタンが多い
・チャックがある
・ジーパンなどの伸縮性のないもの
・サイズがきついもの
・複雑な形状の衣服
などがあります。
着替えやすい衣服を用意しておき、子どもがやる気になった時にできるようにしておきましょう
子どもが着替えに興味を持っているときにやらせる
2歳ころの子どもは、自分で何でもやりたがります。
しかし、自分だけではうまくできずイライラしてしまいます。
着替える意欲のある時にやらせて、できないところは手伝うことが必要です。
自分で着替えをさせるときのポイントは
・時間に余裕をもつ
・できるところは見守る
・さりげなく手伝う
・できたらほめる
・できなくても焦らない、怒らない
時間がないときにやらせると大人がイライラしてしまいます。
焦って怒ってしまっては逆効果です。
余裕のある時にやらせましょう。
できたところをほめましょう。
達成感がうまれて、着替えに対するやる気がアップします。
楽しみながらやることで、きがえはたのしいものだと思えれば、自分でやりたがります。
着替えの教え方、手伝い方
自分でやりたがってもまだうまくできないので、さりげなく手伝いましょう。
着るとき
・上着を着るときは自分で頭を出すのが難しいので、そこを手伝いましょう。
まず頭を通してあげて、あとは自分でやらせてみましょう。
腕がうまく出せない時は、反対側から大人が腕を入れて迎えに行きます。
顔や腕を出すときは、「いないいない・・・ばあ!」とかけごえをかけたり、トンネルにみたてて楽しんで着替えるとよいでしょう。
慣れてくると先に腕を入れたがる場合もあります。
その時は子どもの意志を優先しましょう。
少しづつ自分でできるようになります。
・ズボンをはくときは、最初は大人の肩に手を置かせて履かせましょう。
自分でやる気があるときは、座らせてズボンをはきやすいように置きましょう。
足を入れたら立たせてズボンをあげさせます。
この時お尻がひっかかることがあるのでさりげなく手伝います。
脱ぐとき
・上着を脱ぐときは万歳をさせて大人が脱がしてあげます。
慣れてきたら自分で袖を持たせて、片腕ずつ脱ぐように教えます。
難しいようなら大人が袖を持ってあげましょう。
・ズボンは途中まで大人が下ろして、残りは座って自分でやらせましょう。
ウエストがゴムで、伸縮性のある素材なら、最初から自分で脱ぎやすいです。
着替えに興味がないときに試してほしいこと
着替えに興味がないときは
・好きな服を買ってあげる
・「今日はどれにする?」と選ばせる。
・袖をトンネルに見立てたり、顔を出すときいないいないばあをして遊ぶ
・絵本で興味を持たせる
→着替えの絵本:おててがでたよ
など、着替えが楽しいものだという気持ちを作りましょう。
特に【選ばせる】は、着替えだけでなくイヤイヤ期の様々なシーンで有効です。
イヤイヤ期は自己主張が強くなり、親の言うことを聞かなくなります。
何でも自分で決めたい時期です。
「着替えるよ」と声をかけても
「イヤ」といわれますので
「どっちの服がいい?」
「上着とズボンどっちから着替える?」ときくことで
「こっちがいい」と自分で決めさせましょう。
着替えに興味がないのに無理やりやらせるのは逆効果です。
着替えはつまらないものだと思って、やりたくないという気持ちが強くなります。
親の都合ではなく、子どもに合わせてやりたがった時にやらせましょう。
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