2歳前後の子どもが反対のことを言うのは、自我が目覚め、自己主張したい気持ちの表れです。
反対のことを言った場合でも、共感して気持ちを受け止めることが大切です。
子どもの自己肯定感を高めることで、反対癖は早くなくなります。
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反対癖は1歳半から3歳ごろにみられる成長の過程
反対癖は、2歳前後の子どもにみられる一般的な反応です。
イヤイヤ期と同じく、自分で決めたいという気持ちの表れで、成長の過程です。
反対のことを言う理由としては
・自己主張したい
・注目を集めたい
・周りの反応を試したい
・完璧主義
などがあります。
子どもを観察して、なぜ反対のことを言うのかを考えることが大切です。
どのような理由の場合も必要な対応は、子どもの気持ちを受け止める、肯定することです。
ネットで検索すると「反対癖 発達障害」などが候補にありますが、「反対癖がある=発達障害」ではありません。
反対癖の対応
反対のことを言う子どもの気持ちを受け止めて、共感することが大切です。
そうすることで、子どもは自分の主張が認められて自己肯定感が育ちます。
結果的に指摘して正すよりも早く、反対のことを言わなくなります。
反対のことにも共感して、気持ちを満たす
反対のことを言う子どもは、自己主張がしたい、認められたいという欲求があります。
反対のことを言っていても「そうだね」と共感して、気持ちを受け止めましょう。
私「ご飯おいしいね」
子「おいしくない」
私「そっかーおいしくないか」
子「おいしい」
私「そうだね、おいしいね」
という具合に、否定せずに子どもに合わせましょう。
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選択肢を与えて自分で決めさせる
反対のことを言うのは、「親の言う通りにはならない!」「自分で決めたい」という気持ちの表れです。
子どもは自分の意見が受け入れられることで、自己肯定感が育ちます。
反対癖のある子どもには、選択肢を与えて選ばせることで、スムーズに行動できる場合があります。
例えば
「この服に着替えてね」といっても
「着替えない」と言われますが
「どっちの服にする?」と聞くことで
「こっちがいい」とすんなりといく場合があります。
ポジティブにふるまう
反対のことばかり言う子どもに対して、こちらもついつい不機嫌になってしまいがちです。
しかし、こちらのイライラは子どもにも伝わります。
反対のことを言われても「そうだね!」とポジティブに流しましょう。
こちらがポジティブだと子どももそれにつられます。
むきになって反応しては悪循環です。
反対のことを言う子どもにNGの対応
以下は、反対のことを言う子どもにしてはいけない対応です。
・反応しすぎる
・感情的に怒る、怒鳴る
・否定する
これらは子どもの自己肯定感が育たないのでやってはいけません。
反応しすぎる
反対のことを言ったときに過剰に反応するのはやめましょう。
親の反応が面白くて、わざと反対のことをいうようになります。
反応しすぎるのではなく、「そうだね」と軽く流しましょう。
するとこどもは、反対のことを言っても面白くないなと感じて、言わなくなります;。
感情的に怒る、怒鳴る
感情的に怒るのはこちらも疲れますし、逆効果です。
本当にいけないことをしたとき以外は、怒るのはやめたほうが良いです。
反対のことを言っても受け入れることで、怒るよりも早く反対癖は治ります。
効果的な叱り方の記事にあるように、丁寧に説明することが大切です。
否定する
否定されると、子どもの自尊心は育ちません。
注目を集めるためにますます反対のことを言うようになったり、会話を楽しめなくなってしまいます。
いったん「そうだね」とワンクッションおいてから、正しいほうへ誘導しましょう。
反対癖は自己主張の表れ、成長の証
2歳前後の子どもが反対のことを言うのは健全なことです。
落ち込みすぎず考えすぎず対応しましょう。
大切なのは共感して気持ちを受け止めること。
自己肯定感が育てば、自然と反対のことを言わなくなります。
私が子育てで大事にしている言葉は
『子育ては親育て』
『子は親の鏡』
子どもが2歳なら親年齢も2歳です。
子どもとともに成長していきましょう。
完璧な育児ではなく失敗しても全力で子どもと向き合うことが大切です。
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